地域企業支援の起点となる「9ヶ月目仮決算対策®」と「15ヶ月目決算後対策」

経営課題が複雑化する現代。地域(中堅・中小)企業の支援においては、「なにを、どこから、だれと始めるか」が問われています。ASUNA ALLIANCE CONSULTINGは、この問いに対し、明確な起点を提示します。それが、「9ヶ月目仮決算対策®」と「15ヶ月目決算後対策」という経営支援の二本柱です。本コラムでは、この2つの取り組みがなぜ有効なのか、地域(中堅・中小)企業・士業・地域全体にどのような波及効果をもたらすのかを紐解きながら、問題解決のための着眼点をお伝えします。

 

コラム第1回 専門家ネットワークによる「経世済民」の再起動

コラム第2回 地域再生・地域活性化の鍵である「地域企業」が主役

新たなスタンダード「9ヶ月目仮決算対策®」

「9ヶ月目仮決算対策®」は、決算の直前で慌てて対策するのではなく、決算月の3か月前に経営状況を可視化し、先手の経営判断を可能にする仕組みです。

 

地域(中堅・中小)企業にとって、毎月の経営状況を数字で正しく把握することは、自社の健康状態をチェックすることに等しいことです。そして9ヶ月目には、決算期を見据えた仮決算を実施し、残り3ヶ月でなにをすべきかを戦略的に整理します。

 

この習慣化がもたらす主な効果は、次のとおりです。

 

・経営判断のスピードと精度の向上

・問題点の早期発見と対応

・金融機関からの早めの資金調達

・金融機関や取引先との信頼強化

・節税、延税を含め、支出経費の見直し、キャッシュフローの最大化、経営効率化

 

月単位での経営把握をベースに、9ヶ月目仮決算で未来への打ち手を練る。これこそが、地域(中堅・中小)企業の持続的成長を可能にする“共同歩調”の第一歩ではないでしょうか。

 

 

士業事務所は“記帳代行業”から“経営の伴走者”へ

この取り組みは、地域の士業事務所にとっても大きな意味を持ちます。

 

・月次での定期接点により、顧客との関係が深化

・経営アドバイザーとしての立ち位置が確立

・AIなどのツールとの連携で、業務効率と付加価値を両立

・業務の標準化が進み、若手育成・人材評価の仕組みが整備される

 

士業が単なる“記帳業務の外注先”ではなく、経営者の「戦略パートナー」になる。そこには、経営の“ビフォー”と“アフター”の両面を戦略的に支援するCSO(チーフ・ストラテジー・オフィサー)としての機能が求められます。

 

その前提として、すべての起点は、正しい月次決算体制の確立から始まります。月次決算は、安易に会計事務所に記帳代行を依頼するのではなく、記帳業務として業務受託(BPO)部門に記帳代行を任せ、分離して伴走役として、会計事務所担当の本来の役割を全うさせることです。

 

 

「15ヶ月目決算後対策」で会社の未来を一緒に描く

戦略的な経営支援は、決算前だけでなく「決算後」にこそ重要です。ASUNAが提唱する「15ヶ月目決算後対策」は、決算の3ヶ月後のタイミングで、次年度を見据えた実行計画を再設計します。

 

これは、過去の数字をもとに未来の戦略をつくる“フィードフォワード”の視点であり、単なる結果の反省会ではありません。経営者と士業が対話、協働しながら、以下のような観点で経営を再構築していきます。

 

・役員報酬のシミュレーションと決定

・新しい期の経営計画の実施状況の確認

・新たなKPIと経営計画から読み取るアクションプランの策定

・補助金・融資・投資計画との整合性確認

・次の9ヶ月目仮決算への準備設計

 

このように、「9ヶ月目仮決算」で“未来・着地点を予測”して対策し、「15ヶ月目決算後対策」で“次の未来を設計”するサイクルが、一年を通じた経営のリズムをつくります。これにより、経営は反応型から先導型へと進化し、企業の成長は着実なものになるでしょう。

 

 

課題に飲み込まれないために

課題が山積しているとき、人は往々にして優先順位を見失い、思考が停止してしまいます。そうした状態から抜け出すためには、まず“着眼点”を定めることが重要です。ASUNAの支援は、「なにが本質的な課題なのか」「なにから着手するべきか」「だれと実行すべきなのか」という戦略的視点の提供から始まります。

 

そしてこの着眼点を軸に、

 

・月次決算体制の確立(記帳代行と伴走支援の分離)

・月次の歩調を合わせる「伴走支援」

・9ヶ月目仮決算での先手対応

・15ヶ月目決算後対策での再設計

 

というサイクルを確立することで、地域(中堅・中小)企業の“いつまでに”“なにをすべきか”を明確にし、前に進む推進力を増幅させます。

 

ASUNAは、地域(中堅・中小)企業にとってのホームドクターであり、CSOであり、ベストプラクティスの提示者です。不信が連鎖する地域社会において、信頼と行動をつなぐ「問題解決のはじまり」として、これからも共に歩んでいきます。

 

次回は、全4回にわたる短期連載コラムの最終回。「ASUNA ALLIANCE CONSULTINGの4つのソリューション」についてご紹介します。

 

 

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