地域再生・地域活性化の鍵である「地域企業」が主役

日本各地で、人口減少・人材不足・産業空洞化といった地域課題が深刻化する中、私たちは今、改めて「地域企業」に注目する必要があります。地域に根差し、地域経済の屋台骨を支えてきた存在。それが「地域企業」です。ASUNA ALLIANCE CONSULTINGは、これら地域企業の潜在的価値を見直し、再生の核とするための支援ネットワークを構築しています。本コラム第2回では、“地域企業を見る眼差し”をテーマに、私たちが大切にしている視点と、その背景にある思想をお伝えします。

 

 

コラム第1回 専門家ネットワークによる「経世済民」の再起動

 

 

「地域企業」へ真摯な眼差しを

地域企業とは、単に“地方にある会社”という意味ではありません。地域に根を張り、地元の方々の雇用を支え、経済の血流となる資金や知見を循環させている存在です。農業、製造、小売、サービス業……その業種は多岐にわたりますが、共通しているのは、「地域特有の強み」を活かし、地域の中で独自のビジネスモデルを築いているという点です。

 

一方で、これまで「中小企業の一部」として括られ、真の価値を正しく評価される機会は多くありませんでした。財務指標や企業規模だけでは測れない、しなやかな経営や地域との共生性は、大企業のモデルとは異なる独自の魅力です。“秘められた資産”とも言える魅力溢れる地域企業に対して正しい眼差しを持つことが、地域再生の出発点となるはずです。

構造的課題に直面する地域企業

そんな地域企業が直面している課題は深刻です。

 

・人口減少による後継者不在と人材難

・デジタル技術への対応遅れ

・複雑化する法務、財務、経営の課題

 

特に地域企業の多くは、限られたリソースでこれらに対応せざるを得ず、経営者の孤独と疲弊が進んでいます。このままでは地域の事業インフラそのものが失われかねません。

 

しかし、ASUNA ALLIANCE CONSULTINGは、こうした状況下にあるからこそ「可能性」と捉えています。意思決定プロセスがシンプルで、外部との連携を柔軟に受け入れられる体質こそ、地域企業の強みです。その力を引き出すためには、課題を上から目線ではなく、横断的かつフラットな視点で共有・分析する専門家の支援が必要です。

ASUNA ALLIANCE CONSULTINGの「地域企業活性化」戦略

ASUNA ALLIANCE CONSULTINGは、「地域企業活性化」を明確な中心テーマに据えています。それは、思想だけでも、テクノロジーだけでも成し得ない、人と技術の融合による実践的なアプローチです。

 

たとえば、AIを“万能な答えを出す道具”として扱うのではなく、先入観のない仲介者として活用することで、経営者と士業、金融機関との対話の質を高める仕組みを構築することもできるのではないでしょうか。ひと口に士業と言っても、税理士には税理士、社会保険労務士には社会保険労務士、弁護士には弁護士の専門領域や各人の得意領域があります。仕事として活動している以上、強く意識せずとも自分の仕事につながるようなポジショントークをしてしまうこともあるでしょう。しかしAIであれば、先入観やポジショントークなしで対話をすることができます。

 

地域ごとに異なる産業構造・文化的背景に配慮した、多角的で地域密着型の支援を行っていきます。「思想と手段の両輪」を動かすことで、地域における経済の正しい循環──One for All, All for One──を実現する。そのためにASUNA ALLIANCE CONSULTINGは、オールインワンストップのプラットフォームを目指しています。

地域の眠れる力を引き出す

地域企業の活性化は、企業だけの努力では成しえません。鍵を握るのは、やはり「人」です。ASUNA ALLIANCE CONSULTINGは、資格の有無や肩書きにとらわれず、志と技術を持つ人に対して活躍の場を提供する仕組みを整えます。

 

具体的には、

 

・地域専門家ネットワークの構築と育成

・士業、金融、経営支援人材の横断的連携

・潜在的な地域貢献人材の可視化と登用

 

を進め、地域内外から多様な知見が集まる環境づくりを行います。地域企業がより元気になるには、専門家という枠にとらわれない支援が不可欠です。ASUNA ALLIANCE CONSULTINGは、個人の志と地域の可能性をつなぐ、共創の場として機能します。

 

 

本コラムは、全4回の短期連載を予定しています。次回の第3回コラムでは、「問題解決のための着眼点」をテーマに、ASUNA ALLIANCE CONSULTINGがどのような視座で地域課題を捉え、どのように現場に入っていくのかをお伝えします。

 

 

 

 

 

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