なぜ税理士が大学で講義をするのか?産学連携の重要性とは?

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私は、流通経済大学で講義を持たせていただいています。

 

純粋に、若い人を育てたい。後進を育てたい。

 

そんな想いがあります。

 

経営者の適性として、親心、父性というものはあると思います。

 

若い人をみて成功してもらいたい、幸福になってもらいたい。

 

なにか駆け引きがあるわけでもない、

純粋にそう思える心や力は、

経営者にとっての一つの適性であると私は思っています。

 

若い学生と接点を持つことは、

実にさまざまな気づきや刺激があります。

 

20代の若い学生をみて、

自分の二十歳の頃を振り返りみる。

 

それだけでも、極めて貴重な体験です。

 

これから社会に出ていこうという彼ら・彼女らですから、

経営に関する課題突破力はたしかに乏しいでしょう。

 

しかし、若者たちが成功体験を得られるように、

私たちのような経営者が情報・ノウハウやチャンスを提供することは

人材育成という観点からも経営者にとって学びになりトレーニングにもなります。

 

自分の本業以外の経営課題について問い掛けてみるのも、

自らにとっても良いチャレンジや刺激になります。

 

なかには、極めて光るものを持った若者がいますし、

学生のみなさんの成長をみることが喜びになり、

教えることで自分も教わり成長できます。

 

また、学生のみなさんや教授陣とお付き合いすることで、

学生のなかから自社の新卒として入社してくれる人材を探すこともできますし、

自分のお付き合いのある会社に人材をご紹介することもできるでしょう。

 

若い人たちが持つ限りない可能性とエネルギー、

そして私たちのような経営者のノウハウとノウフーを掛け合わせることで、

日本社会の成長と発展に貢献する。

 

そして世界に飛び出す。

 

そんなストーリーを、学生のみなさんと一緒に描いていきたいのです。